【エミレーツ航空にて】

1985年、たった2機のボーイングで運行開始したエミレーツ航空は、わずか数年で、世界の航空業界に多大な影響力を持つ企業へと成長しました。エミレーツ航空の成長率は、年率20パーセントを下ったことがないそうで、たとえば昨年は、セントレア空港就航1周年記念と称し、「3都市滞在可能 航空券+往復新幹線チケット付き=55,000円」という常識破りなキャンペーンを展開。ドバイの王様の恩恵に預かり、我らも、初めてのエミレーツ航空を体験しました。機内エンタテインメントの充実ぶりと、薫り高い香辛料をたっぷり使った機内食の美味しさに感激しつつ、ふと、斜め後ろの席に目をやると、イタリア系とおぼしき男性が、手荷物から「缶詰」を取り出しました。中から出てきたのは、丁寧にパッキングされたモッツアレラチーズ!フレッシュトマト、ベビーリーフのハーブ、塩、あら挽きコショウ、カンパーニュ……手荷物の「缶詰」からは、次々と食材が出てきます。彼は、機内食のカトラリーを器用に使い「トマトとモッツァレラチーズのハーブサラダ」をつくり、「ボナペティ!」と、隣席の女性にサーブ。好奇心丸出しで彼の所作を見ていた我らに、ウインクをひとつ、よこしたのでした。

★ドバイ空港には、男女別の簡易モスクがあります。
【シグナルボックスにて】

メトロ車中で、アコーディオン弾きが、古いシャンソンを聴かせてくれる……パリの地下鉄でお馴染みの光景ですが、バーゼルでも、トラムからトラムを渡り歩いて演奏する、たくさんのミュージシャンに出会いました。ヘルツォーグ&ド・ムーロン設計:シグナルボックスそばの、トラム乗り場で見かけたこの少年、トラム乗客からも、同業のアコーディオン弾きたちからも、一目おかれているらしく、彼の周りには、会話と笑顔が絶えません。こっそりカメラを向けた我らに、即座に反応する隙の無さは、常に「見られてる」ことを意識している、エンターテイナーの証。完璧なポージングを「魅せて」くれました。

【ファインダー越しにて:インド編】
インドでは、カメラを構えていると、「オレを撮れ」と声をかけられるか、あるいは、ケータイをこちらに向けて、「写メらせてくれ」と頼まれるか、の、どちらかでした。チャンディガールでは、休憩中の軍人サンたちが一斉に、我らにNOKIAを向けてきたので、驚くやら、笑いが止まらないやら。人生でこんなに写メられたのは、はじめての経験です。

★ズボンのポケットからルピーを出して、デコに貼る少年……君の持ちネタなの?
デリーで、チャンティガールで、アフマダーバードで、「撮ってくれ撮らせてくれ」と声をかけてきたひとたちは、みな、「ニッポン人のカメラに、己の姿がおさめられた」「ニッポン人の観光客を撮った」ことに、大満足のご様子でした。彼らは、撮影行為そのものに、重きをおいていて、「写真あげようか?」「や、要らない。」プリントには興味も示さないのがまた、興味深かったです。

★アダーラジの階段井戸。いつもココに居て、世界中の観光客のカメラにおさまる、猛者もいるらしい……。

★ズボンのポケットからルピーを出して、デコに貼る少年……君の持ちネタなの?
デリーで、チャンティガールで、アフマダーバードで、「撮ってくれ撮らせてくれ」と声をかけてきたひとたちは、みな、「ニッポン人のカメラに、己の姿がおさめられた」「ニッポン人の観光客を撮った」ことに、大満足のご様子でした。彼らは、撮影行為そのものに、重きをおいていて、「写真あげようか?」「や、要らない。」プリントには興味も示さないのがまた、興味深かったです。

★アダーラジの階段井戸。いつもココに居て、世界中の観光客のカメラにおさまる、猛者もいるらしい……。
【バーゼルにて】

★ゲーテアヌム
毎日、建築巡りをしても回りきれないほど、現代建築に溢れる街・バーゼルは、スイス、ドイツ、フランスとの国境のまち。10スイスフラン紙幣には、ル・コルビュジエの肖像と、彼の作品が描かれていて、いやがおうにも建築巡礼気分が盛り上がります。また、バーゼル観光局の公式サイトでは、ホテル予約、イベント、レストラン、市内マップ、歴史、都市の概要……あらゆる旅行情報を提供しています。バーゼル観光局公式サイトと、100ヶ所以上の現代建築が地図付きで紹介されている『Architectural Guide Basel』で、たいていのことは乗り切れます。
![]() | Architectural Guide Basel, 1980-2004: (2004/09/30) Lutz Windhofel |
【Capitol Complexにて】
Capitol Complexの総合庁舎、州会議事堂、高等裁判所を見学するには、事前にパーミッションが要ります。建物3軒分、ぜんぶ。

【ツーリスト・インフォメーション・センター】
セクター17のバスターミナル(ISBT)のツーリスト・インフォメーション・センターで、『Capitol Complexのpermissionを下さい』とお願いします。奥の個室にいるオジさん(Vinod Kaliaさん)にパスポートを渡すと、アシスタントのお姉さんが(インドにしては)テキパキと書類を作り始めます。その間、オジさんはチャンティガールの地図に、コルビュジエ建築をマーキングしながら、効率良く巡る順序やリクシャの相場等、親切丁寧に解説。『いいひとだあ……』と、感激したのも束の間、オジさんはやおら、マグカップ、Tシャツ、キーホルダーを並べだし、土産物屋に変身……。いかにも土産物然としたデザインのマグカップにソソられましたが、荷物になるので、キーホルダーを買いました。ちなみに、パーミッション発行手数料は無料です。我らが訪ねた時は、州会議事堂は会期中で、パーミッションは貰えませんでしたが、次回、チャンティガールを訪れる口実ができました。
【総合庁舎】
総合庁舎脇のレセプションで、パーミッションとパスポートを渡します。そこで【第2の書類】が発行されますので、書類にサインします。次に検問所で、【第2の書類】を見せ、巨大な台帳にサインします。インドの台帳はみなデカい!ボディチェックの後、警備員詰め所に連れて行かれ、書類とパスポートを提出し、再び巨大な台帳にサイン。詰め所では、警備員全員がTV前でクリケット観戦、アナタたち、仕事はどうしたのだ……。
ここで、小銃を持った軍人さん登場!そのままエレベーターに連行。
『しまった!逮捕されたか!』
『これは死刑台へのエレベーターか?』
お約束の【小芝居】を打つ我ら、です。6Fの事務室に連行され、課長さん(らしき)人の前に鎮座。コピーを取るのでパスポートを渡せ、との仰せ。
『特に尋問もない……』
『すでに、我らの刑は確定しているようだな……』
しつこく小芝居を続ける我ら、です。
部下のひとりが「課長、コレでいいっスかあ?」と、コピーを課長に提示しました。これは前衛アートですか?と感心するほどのミスコピーっぷり。大爆笑。課長にダメ出しをくらった部下、コピーを取り直し、やっと【屋上の写真撮影許可証】が発行されました。レセプションからここまでじつに30分弱、長かった……が、ツッコミどころ満載でした。
小銃を小脇に構えた軍人さんと屋上へ。
『ここで銃殺、かーあ……』
『コルビュジェの作品見ながら死ねるんなら、本望だーあ……』
小芝居は引っ張るだけ引っ張る我ら、です。もちろん、我らに銃口が向けられることはなく、軍人さんは親切に、州会議事堂、高等裁判所のビューポイントを教えてくれました。屋上を堪能したのち、再び軍人さんに1Fへと連行され、外部・階段室側へ。
『まーだ撮るのかお前ら、ちゃっちゃと撮れや。』マジで銃口を向けられそうになったので、マッハで撮影。警備員室からずーっと、我らに付き添ってくれた彼に敬礼し『ダンニャワード』(ありがとう)。
【高等裁判所】
高等裁判所に入るには、建物の裏側(本当は正面)に回らなければいけませんが、遠回りが面倒な我らは柵を越え、ショートカット。係員にパーミッションを提示、4Fの事務所に案内され、正式な許可証が発行されます。内部は撮影禁止。カメラは入口で、小銃を持った軍人さんに預けます。ある意味、盗難の心配はありません。さて、コルビュジエの作品を見て回ると、かならず【コル建築巡礼者】に出会います。高等裁判所では、スイス・ジャーマン人の建築家に出会いました。以下:彼との会話

『やあ!君たち、スイス人かい?』
『……日本人だよ?』
『だって君たち、FREITAGのバッグを持ってるじゃないか!』
『バーゼルの建築を見に行って、チューリッヒで買ったんだ。』
スイスを旅したときにも感じたのですが、どうやらスイス・ジャーマン人は、会話のウィットに富んだ国民性のようです。
『入口で、君たちが預けたカメラを見たよ、GX100だよね?僕はGRデジタルを使ってる。君のカメラと僕のカメラは兄弟だね。』

【ツーリスト・インフォメーション・センター】
セクター17のバスターミナル(ISBT)のツーリスト・インフォメーション・センターで、『Capitol Complexのpermissionを下さい』とお願いします。奥の個室にいるオジさん(Vinod Kaliaさん)にパスポートを渡すと、アシスタントのお姉さんが(インドにしては)テキパキと書類を作り始めます。その間、オジさんはチャンティガールの地図に、コルビュジエ建築をマーキングしながら、効率良く巡る順序やリクシャの相場等、親切丁寧に解説。『いいひとだあ……』と、感激したのも束の間、オジさんはやおら、マグカップ、Tシャツ、キーホルダーを並べだし、土産物屋に変身……。いかにも土産物然としたデザインのマグカップにソソられましたが、荷物になるので、キーホルダーを買いました。ちなみに、パーミッション発行手数料は無料です。我らが訪ねた時は、州会議事堂は会期中で、パーミッションは貰えませんでしたが、次回、チャンティガールを訪れる口実ができました。
【総合庁舎】
総合庁舎脇のレセプションで、パーミッションとパスポートを渡します。そこで【第2の書類】が発行されますので、書類にサインします。次に検問所で、【第2の書類】を見せ、巨大な台帳にサインします。インドの台帳はみなデカい!ボディチェックの後、警備員詰め所に連れて行かれ、書類とパスポートを提出し、再び巨大な台帳にサイン。詰め所では、警備員全員がTV前でクリケット観戦、アナタたち、仕事はどうしたのだ……。
ここで、小銃を持った軍人さん登場!そのままエレベーターに連行。
『しまった!逮捕されたか!』
『これは死刑台へのエレベーターか?』
お約束の【小芝居】を打つ我ら、です。6Fの事務室に連行され、課長さん(らしき)人の前に鎮座。コピーを取るのでパスポートを渡せ、との仰せ。
『特に尋問もない……』
『すでに、我らの刑は確定しているようだな……』
しつこく小芝居を続ける我ら、です。
部下のひとりが「課長、コレでいいっスかあ?」と、コピーを課長に提示しました。これは前衛アートですか?と感心するほどのミスコピーっぷり。大爆笑。課長にダメ出しをくらった部下、コピーを取り直し、やっと【屋上の写真撮影許可証】が発行されました。レセプションからここまでじつに30分弱、長かった……が、ツッコミどころ満載でした。
小銃を小脇に構えた軍人さんと屋上へ。
『ここで銃殺、かーあ……』
『コルビュジェの作品見ながら死ねるんなら、本望だーあ……』
小芝居は引っ張るだけ引っ張る我ら、です。もちろん、我らに銃口が向けられることはなく、軍人さんは親切に、州会議事堂、高等裁判所のビューポイントを教えてくれました。屋上を堪能したのち、再び軍人さんに1Fへと連行され、外部・階段室側へ。
『まーだ撮るのかお前ら、ちゃっちゃと撮れや。』マジで銃口を向けられそうになったので、マッハで撮影。警備員室からずーっと、我らに付き添ってくれた彼に敬礼し『ダンニャワード』(ありがとう)。
【高等裁判所】
高等裁判所に入るには、建物の裏側(本当は正面)に回らなければいけませんが、遠回りが面倒な我らは柵を越え、ショートカット。係員にパーミッションを提示、4Fの事務所に案内され、正式な許可証が発行されます。内部は撮影禁止。カメラは入口で、小銃を持った軍人さんに預けます。ある意味、盗難の心配はありません。さて、コルビュジエの作品を見て回ると、かならず【コル建築巡礼者】に出会います。高等裁判所では、スイス・ジャーマン人の建築家に出会いました。以下:彼との会話

『やあ!君たち、スイス人かい?』
『……日本人だよ?』
『だって君たち、FREITAGのバッグを持ってるじゃないか!』
『バーゼルの建築を見に行って、チューリッヒで買ったんだ。』
スイスを旅したときにも感じたのですが、どうやらスイス・ジャーマン人は、会話のウィットに富んだ国民性のようです。
『入口で、君たちが預けたカメラを見たよ、GX100だよね?僕はGRデジタルを使ってる。君のカメラと僕のカメラは兄弟だね。』





