【箕面観光ホテルにて】

「箕 面 に 泊 ま る ? な ん で 箕 面 ?」
大阪在住の友人たちから、異口同音にツッコまれた、箕面観光ホテルは、坂倉準三建築研究所・西澤文隆による設計で、竣工は1968年。現在、坂倉建築研究所によるリニューアル中で、工事期間中は特別料金で宿泊ができます。ホテルへのアクセスは独特で、箕面駅から5分ほど歩き、展望エレベーターに乗ります。

以前は、無料のケーブルカーが運行してましたが、老朽化のため、このエレベーターに取り替えられたそうです。
【都ホテル佳水園にて】

山の斜面に、這いつくばるように建てられたケンチク、といえば、DOCOMOMO選定建築、「都ホテル佳水園」の存在を、忘れるわけにはいきません。「数奇屋風」というカテゴライズからはみ出してしまう、溢れんばかりの「村野調」テイストは、以前、大阪でイッキ見した、一連の村野藤吾作品とも、また違う、七変化的建築家・村野藤吾独自の雰囲気と「力」に、圧倒されました。
【LUTE SUITESにて】

アムステルダム郊外のデザインホテル、「LUTE SUITES」の客室はすべて、異なる趣向を凝らしたインテリアで、 イタリア最先端のキッチンデザインメーカー・BOFFI(ボッフィ)、 同じくイタリアのタイルメーカー・BISAZZA(ビサッザ)、そして、マルセル・ワンダース自身がアートディレクターを務めるmoooi(モーイ)が用いられています。たとえば「SUITE 4」の階段は、マルセル・ワンダースが1996年にデザインした「ノッテッドチェア Knotted Chair」のモチーフを使用していて、「SUITE 5」の壁や床にある六角形の模様は、彼独自の「モダンゴシック」と呼ばれるデザインです。ベットルームのパーティションは「フラワーチェア Flower chair(2001)」のパーツでまとめられ、石鹸をモチーフにしたバスタブ「ソープバス SOAP BATH」は、 2005年のミラノ・サローネで発表された、ヒット作です。ちなみに「mooi」は、オランダ語で「きれい・美しい・素敵」を意味します。
【The House of MGにて】

アフマダーバードの宿泊は、「The House of MG」をセレクト。築90年の歴史的洋館を、当時のままリノベーションした12室のホテルで、全室「次の間」がしつらえてあり、ダンジョンかと見まごう回廊に、大きな吹き抜け。在りし日の豪勢な暮らしを疑似体験するには、充分過ぎるのでありました。
インドの通貨:1ルピー≒2.8 円。たまたま我らは、向こうで10倍もの価値を持つ通貨を持っています。ならば、ユーロやポンドでは、到底できないことをしよう、恵まれた好条件を有効活用しよう。建築巡礼には、安宿探しの楽しみもありますが、今回は、ちょっと良いホテルにしました。
【THE MANORにて】

デリーでは、個人邸宅をホテルとして造り替えた、全12室のホテル「THE MANOR」にステイしました。インド人建築家と結婚した、日本人女性デザイナーが手がけた内装は、白、ベージュ、茶を基調としたシックなインテリアで、どこか、アマンサラを彷彿とさせます。「THE MANOR」のあるフレンズコロニーは、高所得者層の居住区で、見ればそれと分かる邸宅ばかり。スタッフは、アマンの研修を受けているだけあって、行き届いたホスピタリティには、つくづく、感心させられました。


